新十津川町

母村への感謝と明日の元気を育む

徳富川と石狩川の合流付近の石狩徳富河川緑地パークゴルフ場(画像提供:新十津川町)
徳富川と石狩川の合流付近の石狩徳富河川緑地パークゴルフ場(画像提供:新十津川町)

まちの特産は食とアイデア

新十津川町は空知のほぼ中央、石狩川右岸に位置し、中央を徳富川が貫流、西にピンネシリ岳がそびえる。

 

肥沃な地で作られたお米は最上級「特A」(ななつぼし・ゆめぴりか)の、道内有数の米どころだ。

その良質米を気軽に存分に楽しめるのが、ご飯2合で900円のメガ盛りグルメ。

かつ丼やカレーなど5種類ほどのメニューから選ぶことができる。冬はしんとつかわ雪まつりで、お腹も体も温まる。雪まつりのイベントの冬鍋大会は、出品されたアイデア鍋を味わい、一番おいしかった鍋に投票する。

 

また、冬鍋大会同様に盛り上がるのは中華鍋押相撲選手権大会だ。安定しない中華鍋に乗って相撲をする姿がテレビ朝日「ナニコレ珍百景」という番組で全国放送された。

グラグラ揺れる中華鍋に乗る国際中華鍋押相撲は雪まつりの人気イベント(画像提供:新十津川町)
グラグラ揺れる中華鍋に乗る国際中華鍋押相撲は雪まつりの人気イベント(画像提供:新十津川町)

メガ盛りカレー!ボリュームに驚くがおいしくて食べやすいので完食できるそう(画像提供:新十津川町)
メガ盛りカレー!ボリュームに驚くがおいしくて食べやすいので完食できるそう(画像提供:新十津川町)
雪まつりのイベント冬鍋大会。一番おいしい鍋に投票(画像提供:新十津川町)
雪まつりのイベント冬鍋大会。一番おいしい鍋に投票(画像提供:新十津川町)

歴史を尊び次代を築く

新十津川町を拓いたのは、明治22年の大水害により移住した奈良県十津川村の人々だ。120年以上経った今も、十津川村を母村(ぼそん)と呼び、交流を続けている。

平成23年9月に台風第12号により十津川村で大きな被害が発生した際には、いち早く義援金を届け、職員を派遣した。飲食店では、高菜の浅漬けでくるんだ十津川村郷土料理のめはりずしを提供し、食文化も伝えている。

 

平成29年は町政施行60周年、平成30年は健康づくりの町宣言から50周年を迎える新十津川町。酒米の生産が道内一で酒造会社もあることから、現在、農研機構と、酒米を精米する際に発生する酒米粉の活用研究に取り組んでいる。削られた酒米の再活用が狙いで、酒米の特性分析を行い特性にあった新たな特産品の開発を目指す。

 

また、イースタン・リーグ戦の開催などで親交を深めてきた北海道日本ハムファイターズとは、平成28年3月12日にパートナー協定を結び、スポーツによる地域活性化と健康づくりを目指している。

JR北海道のダイヤ改正で、新十津川駅は日本一早い最終列車が出る駅(午前9時40分)となった。駅入場券の復活やグッズ展開などピンチをチャンスに、PRと集客に成功している。

歴史を伝承しながら、北のふるさとを伸びやかに築いている。

石狩川の氾濫により、湾曲部分が自然に短絡してできた河跡湖の袋地沼にハクチョウが飛来(画像提供:新十津川町)
石狩川の氾濫により、湾曲部分が自然に短絡してできた河跡湖の袋地沼にハクチョウが飛来(画像提供:新十津川町)
日本一早い最終列車が出る新十津川駅に鉄道ファンが集まる(画像提供:新十津川町)
日本一早い最終列車が出る新十津川駅に鉄道ファンが集まる(画像提供:新十津川町)


  • メガ盛りメニュー(麺類あり):新十津川町交流促進施設 サンヒルズ・サライ(レストランクリスタル)  新十津川 町字総進(ふるさと公園内) tel:0125-76-3000
  • しんとつかわ雪まつり:1月最終日曜日開催(予定)
  • 袋地沼:新十津川町字花月