当財団は、10月27日(月)に、札幌市内のホテルにおいて、「令和7年度市町村河川情報委員情報交換会議」を開催しました。
市町村河川情報委員は、石狩川流域の全46市町村の河川事業担当部長・課長から構成されており、川からのまちづくりや、地域防災力向上のための様々な情報を共有し、流域の発展に資することを目的に、平成6年度から毎年、市町村河川情報委員が出席する情報交換会議を開催しています。
今年度の情報交換会議には、各市町村の河川情報委員のほか、株式会社北海道気象技術センターの松岡会長をはじめ、北海道コカ・コーラボトリング株式会社、北海道開発局、国土地理院北海道地方測量部、札幌管区気象台、北海道の関係機関から計85名が参加し、それぞれの議題について、意見交換いたしました。
1つ目の議題では、「大雨災害に気象情報をどう活かすか?」と題して株式会社北海道気象技術センターの松岡会長から、全国各地で頻発する線状降水帯による災害事例の紹介など、激甚化する大雨災害への予測や対策などについてご講演いただきました。
2つ目の議題の最近の河川行政等に関する話題では、北海道コカ・コーラボトリング株式会社の佐々木様から「サステナビリティVISIONに基づく事業を通じた地域への関わりについて」と題し、行政機関等と連携した取組事例などについて、北海道開発局の石郷岡河川計画調査官から「流域治水の取り組みについて」と題し、気候変動を踏まえた水災害対策のあり方などについて、同局の武田開発連携推進課長から「インフラツーリズムの取組」と題し、インフラツーリズムの背景や地域共創インフラツアーの取組事例などについて、それぞれご紹介いただきました。
続いて、国土地理院北海道地方測量部から「防災に役立つ地理空間情報」について、札幌管区気象台から「防災気象情報の改善について」、北海道庁から「河川整備等に関する起債事業制度」について、それぞれ重要かつ有用な情報の提供をいただきました。
当財団としては、国、北海道、市町村等が一堂に会して、情報共有し議論する場として、さらには顔の見える関係を構築する場として、市町村河川情報委員情報交換会議を引き続き開催し、川を活かした地域振興や地域防災力向上のための取り組みを支援し、流域の発展に貢献してまいりたいと考えております。
【開催日時】 令和7年10月27日(月)14:00~
【開催場所】 札幌ガーデンパレス
1 開会挨拶
一般財団法人 石狩川振興財団 理事長 髙橋 季承
2 議 題
(1) 講演「大雨災害に気象情報をどう活かすか?」
株式会社北海道気象技術センター 会長 松岡 直基 氏
(2)最近の河川行政等に関する話題
① サステナビリティVISIONに基づく事業を通じた地域への関わりについて
北海道コカ・コーラボトリング株式会社 広報・サステナビリティ推進部 佐々木 隆介 氏
② 流域治水の取り組みについて
北海道開発局建設部河川計画課 河川計画調査官 石郷岡 淳 氏
北海道開発局開発監理部開発連携推進課 課長 武田 淳史 氏
➃ 防災に役立つ地理空間情報
国土地理院北海道地方測量部 部長 志田 忠広 氏
⑤ 防災気象情報の改善について
札幌管区気象台気象防災部 気象防災情報調整官 森田 克也 氏
⑥ 河川整備等に関する起債事業制度
北海道建設部建設政策局維持管理防災課 課長補佐 大沢 茂 氏
⑦ 意見交換及び質疑応答









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